マガジンのカバー画像

普通科進学探究コース

64
普通科進学探究コース全般(特に学校設定科目”探究Ⅰ”及び”探究Ⅱ”)の取り組みを記事にしています。
運営しているクリエイター

#福島県

自分のカタチの創り方

6月7日の探究の時間は須賀川市で農業を営み、特定非営利活動法人OYAKODOふくしまの代表理事でもある設楽哲也さんに来校頂き、”自分のカタチ”の創り方についての授業をしてくださいました。 オーストラリアへの留学、旅行会社での経験、小学校の教員生活など様々な経験を経て実家の農家を継いだ設楽さん。設楽さんは農家の仕事とNPO法人での取り組みについて教えてくださいました。 農家の仕事は”観る”ことと”育てる”こと。当たり前と思うかもしれませんが、”観る”ということを普段は蔑ろに

新しいノートの書き方

4月27日(木)の探究の時間は、デザイナー兼イラストレーター、そしてグラフィックレコーダーの菅野愛希さんに来校頂き、”新しいノートの書き方”について授業を実施して頂きました。 普段のノートは誰のために書くものなのなのでしょう。いつのまにか黒板に書かれているものをただ写すだけのノート、提出をするために作られたノートになっていませんか。高校入学の今だからこそ、ノート書き方を再定義する機会にしたいなと考えました。 まずはグラフィックレコーダーというお仕事の理解。グラフィックレコ

探究活動で聖光学院高校の生徒が制作した短編映画「ワンダテフルライフ(DATE CITY)」

 福島県伊達市にある私立聖光学院高校には、令和4年4月に開設された普通科進学探究コースがあります。このコースでは、 学校設定科目である「探究」の時間を利用し、VUCA時代を生き抜く力を養うため、様々な活動を通して、「正解」のない時代だからこそ自分なりの「成解」を導き、 それぞれが考える幸せな生き方を育む教育活動を行っています。  伊達市をフィールドにして、様々な探究活動に取り組む進学探究コースの生徒たち。  実は、このコースの生徒たちが、伊達市の事業である「伊達なミライ創出プ

生徒達が創り出す新しい可能性

探究の3学期は2年生の「探究Ⅱ」で取り組む、自分で探究テーマを生み出し、生み出した後の最適解・納得解を導き出すまでの一連の流れを経験する期間としました。 1月は探究テーマとなる”問いづくり”の生み出し方を経験し、2月は探究テーマが決まった後の行動を体験しました。 8時間という限られた時間の中で、与えられた「探究テーマ」から企画・運営・発表を自分たちで準備し、実施をする。全体をコンパクトにし、流れを掴んでもらう今回の探究。 探究テーマは”地域をつなげるアクションプラン”と題し

『未来洞察!防災と探究』②

消防士の佐藤雅人さんのお話で印象に残った言葉ありました。それは災害対策は「想像と準備」であるということです。 昔ドラえもんの未来道具だったものが、今は現実として世の中に出ているものが沢山あります。 例えば、 ・糸なし電話→スマートフォン(携帯電話) ・そっくり銅像キッド→3Dプリンタ ・イージー特撮ビデオ→編集ソフト などがその一例です。 ”防災”も同様。人間が想像できるものは可能性が高いか低いかだけで起こり得る未来であること。自分の進路以外で未来を考える上で、”防災”と

体験や経験を"保管"する

7月14日の探究の時間。1学期最後の探究は、ふりかえりの時間。探究の時間を通して、生徒達は何を学んだのか、感じたのかを”探究新聞”で表現する時間です。 私も今年度初めて探究のカリキュラムを組み、どのような時間が生徒達の心に残っているのかということを知る良い機会となりました。 趣旨を説明し、早速作業に取り掛かる生徒達。PCを使用することに慣れたこともこの3ヶ月の成長の証です。 新聞の記事を見てみると、やはり自分の肌で感じる”体験値”の授業が彼らの印象にはとても深く残っているよ

会津大学訪問

7月5日(火)の探究の時間。福島の公立の1つである会津大学にお邪魔をいたしました。 今までは上級学校見学会というと、高校2年生からでしたが、高校1年生だからこそ感じ取れる何かがあるのではないかと考え、進学探究コースでは1年生のうちから県内の国公立大学を全て見学します。今回はその第2弾です。 期末考査、最終日。テスト終了後、気持ちも晴れやかに本校のバスを使用して会津大学に向かいます。 施設見学後は、出村教授による「はやぶさ・はやぶさ2と会津大学・福島」という題で模擬講義を

3,000円の使い方

6月16日(木),7月15日(金)の「探究Ⅰ」の時間は、福島信用金庫様とのパートナーシップ協定授業となりました。 福島信用金庫様とは2021年7月16日に、”「SDGs」を地域で学ぶパートナーシップ協定”を締結させていただきました。「持続可能な社会」を創るため、そして未来の大人たちのために、探究学習・探究活動の様々な取り組みを応援していただいております。 今回は、 ③すべての人に健康と福祉を ④質の高い教育をみんなに この2つについて、「農福連携で伊達市の美味しい発

いざ、収穫のとき

7月8日(金)の探究の時間。ついにこの時が来ました。桑折町の聖光ファームで収穫作業です。1学期の夏休みに入る前に収穫を終わらせます。 今回の収穫作物は”じゃがいも”。まだ生徒達は入学式前だったので、担任の先生とじゃがいもを植えていました。 その前にいつものやるべきことが・・・・。 草むしりを終わらせ、いよいよじゃがいもの収穫に移ります。 土を掘り返すと、次々とじゃがいもが出てきます。大豊作です。 収穫している間に、収穫済みのじゃがいもを調理。ガスコンロと鍋で蒸してい

毎日だから大切にしたいこと

6月24日の「探究Ⅰ」の時間。今回は”からだづくりごはん”を提供している堀江幸穂さんをお招きし、人として欠かすことができない「食」について学ぶ機会をいただきました。 ”アス”リートのことを考える,”あす”のことを考えるという2つのコンセプトをもとに、「からだづくり」や「フードロス削減」をコンセプトに伊達市を中心にキッチンカーでお弁当を販売している堀江さん。 進学探究コースでは、SDGsへの取り組みや農作物を育てているという観点から、「食」については普段から横断的に授業に取

敵を知り己を知れば百戦危うからず

6月23日の「探究Ⅰ」の時間。本日はベネッセコーポレーションさんを講師としてお招きし、本校で使用しているClassiと7月に行われる総合学力テスト、そして高校の学習についてを学びました。 まずは現在も使用しているClassiについての説明を聞きました。 本校が使用しているClassiでの主な機能は以下の通りです。 Classiを使用した活用方法 1.校内グループを使用した生徒、保護者への連絡 2.学習動画やWebプリントを活用した週末課題の実施 3.アンケート機能を活用

地元農家のお手伝い

6月27日(月)の探究の時間は、地元農家さんの果樹園のお手伝いに伺いました。 お伺いしたのは、伊達市霊山町にある”宮内農園”さん。桃をはじめ、ぶどう、りんご、あんぽ柿の果樹を栽培をしています。 天候は雨。しかし今は様々な果物が育つ大切な時期。今回はぶどうの袋掛けのお手伝いをしました。 ぶどう園に着くと、テキパキと作業をしているおばあちゃが・・・。76歳とは思えない動き。テキパキと作業をされていている姿に、生徒達は圧倒されていました。 袋掛けの仕方を一通り教わり、全員で

未来人の発表(最高学年から後輩へ)

6月17日(金)5校時の探究は、”自分の未来を視る”時間でした。 進学探究コースでは2年生になると「探究Ⅰ」から「探究Ⅱ」へ。今度は自らテーマを決め、1年間そのテーマと向き合って出した自分なりの”納得解”もしくは”最適解”を発表します。 現在の「探究Ⅰ」では様々な活動を行い、地域の方々や大学生とふれあい、視野を広げる時間としています。無意識を意識化するためにはとても重要な1年間。様々な経験と体験が正解のない問題に向き合う力を育んています。 しかし実際に自分がどのような姿

聖光×地元企業(プログラム実習)

6月6日(月)に「情報Ⅰ」の時間を使用し、横断的な探究の学びを実施しました。今回は伊達市に本社を構えている株式会社リビングロボット様をお招きし、プログラム基礎の出前講座を実施しました。今年3月の地震により、情報室が被害に遭ってしまったため、本日は化学室をお借りして授業を実施しました。 6月23日福島民報社 タブレットでプログラムを使用し、”メカトロウィーゴ”を動かしてIoTの基礎を学びます。まずはロボットがどのようにできているのかの説明を受けました。 細かい部品の数々。