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普通科進学探究コース

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普通科進学探究コース全般(特に学校設定科目”探究Ⅰ”及び”探究Ⅱ”)の取り組みを記事にしています。
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#農業

自分のカタチの創り方

6月7日の探究の時間は須賀川市で農業を営み、特定非営利活動法人OYAKODOふくしまの代表理事でもある設楽哲也さんに来校頂き、”自分のカタチ”の創り方についての授業をしてくださいました。 オーストラリアへの留学、旅行会社での経験、小学校の教員生活など様々な経験を経て実家の農家を継いだ設楽さん。設楽さんは農家の仕事とNPO法人での取り組みについて教えてくださいました。 農家の仕事は”観る”ことと”育てる”こと。当たり前と思うかもしれませんが、”観る”ということを普段は蔑ろに

幸せのカタチの見つけ方

6月1日の探究はBerry's Garden 代表の景井愛実さんに来校頂き、”福島と桃畑で学んだこと”をテーマに授業をして頂きました。 農業に縁もゆかりもなく、あまり良いイメージも持っていなかった景井さん。しかし結婚を機に農業に触れることで、その魅力を知ります。また農業の課題にも気づくことになります。まずは自分ができることを考え、農業女子代表として行動していた活動をお話してくださいました。 規格外の果物をスムージーにしたり、6次化商品(加工品)の開発と販売を実施したり、マ

『未来洞察! 防災と探究』①

12月9日〜12月22日は、”防災”をテーマに様々な視点から福島の防災を考える授業を行いました。 東日本大震災からまもなく12年が経とうとしています。現在の高校1年生は当時4歳での出来事。 意外なことに当時について話を聞いてみると、”恐怖”という感情ではなく、”楽しい”という感情が生徒達にはありました。 「体育館に泊まれて楽しかった。」、「家族と一緒に過ごせた時間だった。」など、その背景には大変な状況の中、沢山の大人達が未来ある子ども達を不安にさせまいという努力で生また

1つ学べばそれは素晴らしい日

「落花生は、木に実るものだと思いました。」生徒からの何気ない質問。「そうだよね。木に実ってそうだもんね。」 ないげない疑問をぶつけられる環境、そして落花生を畑で種から植えたこと。この2つがなければ、今回の疑問は生まれなかったかもしれません。それだけで畑を探究に取り入れた意義があると感じました。 9月9日(金)の探究の時間は、聖光ファームで落花生の収穫を行いました。地元の種屋さんから、「おおまさり」という品種を購入。ポッドから育てて、ついに収穫の時期を迎えました。 落花生と

いざ、収穫のとき

7月8日(金)の探究の時間。ついにこの時が来ました。桑折町の聖光ファームで収穫作業です。1学期の夏休みに入る前に収穫を終わらせます。 今回の収穫作物は”じゃがいも”。まだ生徒達は入学式前だったので、担任の先生とじゃがいもを植えていました。 その前にいつものやるべきことが・・・・。 草むしりを終わらせ、いよいよじゃがいもの収穫に移ります。 土を掘り返すと、次々とじゃがいもが出てきます。大豊作です。 収穫している間に、収穫済みのじゃがいもを調理。ガスコンロと鍋で蒸してい

日々是好日

6月29日(水)の探究の時間は、桑折町の聖光ファームで農作業です。期末考査前最後の探究の時間なので、しっかりと手入れをします。 ついた途端、またあの作業が・・・。草むしりを黙々とこなします。 草むしりが終了したら、以前ビーツを栽培したところに、今度はピーマンと里芋の苗を植えました。さて上手くいくかどうか。 以前植えた他の作物達は、どのようななっているのか。きゅうり、なす、落花生、じゃがいもの様子です。 学校のベランダで育てている稲もすくすく成長中です。稲管理係の皆さん

毎日だから大切にしたいこと

6月24日の「探究Ⅰ」の時間。今回は”からだづくりごはん”を提供している堀江幸穂さんをお招きし、人として欠かすことができない「食」について学ぶ機会をいただきました。 ”アス”リートのことを考える,”あす”のことを考えるという2つのコンセプトをもとに、「からだづくり」や「フードロス削減」をコンセプトに伊達市を中心にキッチンカーでお弁当を販売している堀江さん。 進学探究コースでは、SDGsへの取り組みや農作物を育てているという観点から、「食」については普段から横断的に授業に取

少し遅い田植え作業

2022年6月2日(木)1〜2校時の「探究Ⅰ」は農作業です。 本日もグループを分けての作業となりました。本日はスイカの苗植えと田植えを行いました。 作成していたマルチに穴を開け、スイカの苗を植えていきます。つるの摘芯も行いました。何事も初めての作業。スイカの仕立てや交配など今後もやることはたくさんありますが、失敗も経験値だと思い、収穫に向けて育てていきます。 続いては田んぼ作りです。ベジラグを使用し、田んぼを学校のベランダに作りました。田んぼの土を入れて、水と混ぜながら、全

畑と田植えの準備

2022年5月12日(木)5・6校時目 明日の探究の時間がなくなってしまったので、本日は2つにグループを分けて作業を行いました。 グループ1(畑作業) ”きゅうり”と”なす”の苗が先週の風の影響で少し傾いてしまったので、支柱で補強をしました。 先週耕した畑にマルチをしきました。あまり教えることはせず、周りの畑や見ながら、生徒達が考え、工夫して作成しました。 マルチって? マルチ(マルチング)フィルムとは、作物の株元を覆うフィルムを指します。マルチ(マルチング)を行うこと

食農教育を大事にする

食農教育とは、一般的な食育活動に加えて、それを支える農業や地域、自然との関わりにも注目し、私たちの食を支える農業活動を知る・体験することです。 食育って? ”食育”の定義は、「食」をめぐる環境の変化の中で、国民一人ひとりが「食」に関する適切な判断力を養い、生涯にわたって健全な食生活を実現することにより、国民の心身の健康の増進と豊かな人間形成を資することとされています。                               食育基本法より 私たちは”食”と”農”につい