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1つ学べばそれは素晴らしい日

「落花生は、木に実るものだと思いました。」生徒からの何気ない質問。「そうだよね。木に実ってそうだもんね。」
ないげない疑問をぶつけられる環境、そして落花生を畑で種から植えたこと。この2つがなければ、今回の疑問は生まれなかったかもしれません。それだけで畑を探究に取り入れた意義があると感じました。

9月9日(金)の探究の時間は、聖光ファームで落花生の収穫を行いました。地元の種屋さんから、「おおまさり」という品種を購入。ポッドから育てて、ついに収穫の時期を迎えました。

手分けして収穫をしていきます。
沢山実った”おおまさり”
水で洗うと、白くて綺麗な落花生がお目見えします。

落花生というと”ピーナッツ”というイメージが強いと思います。ちなみに”ピーナッツ”とは落花生の殻の中にある身の部分だけを表す名称だそうです。(私も初めて知りました。)

新鮮な生落花生は茹でて食べると美味しいということを知り、ファーム内で”ゆで落花生”を作りました。

”ゆで落花生”の作り方は、非常にシンプル。お湯を沸かして塩を入れ、40分程度茹でるだけ。

青空の下、みんなで”ゆで落花生”試食です。


ほんのり甘く、ホクホクとした食感を味わえた”ゆで落花生”。生徒達にまた”初めて”を体験させることができた貴重な機会となりました。
残りは担任の先生が預かり、節分で使用するために大事に保管。来年の2月が楽しみです。

無意識を意識化すること。それは日常の”あたり前”に疑問を持つこと。学校の教科授業で知識を入れることも重要です。しかし自分で疑問を持つからこそ、知を希求することができる人間に成長できるのではないかと思っています。

探究の時間はこれを学ぶという時間から、様々なアングルで生徒が経験、体験をし、それぞれが違った角度で感じ、学べる場所にしたい。そして学ぶことの楽しさ知ってほしい。そう思った1日となりました。