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普通科進学探究コース

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普通科進学探究コース全般(特に学校設定科目”探究Ⅰ”及び”探究Ⅱ”)の取り組みを記事にしています。
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#伊達市

SDGsから見る世界からみた日本の評価

6月14日の探究は福島県国際交流協会の竹田有理様に来校頂き、SDGsについて講義して頂きました。そもそも「SDGsって何?」から世界から見た日本の現状、プラスチック問題についてなど様々な視点から授業をして頂きました。 世界を変える17の目標のうち、日本の現状評価はどのくらいか。実際に見てみると1位はフィンランドで日本の順位は21位(2023年)となっていました。 自分達がなんとなく達成できていそうな項目でも世界から見るとまだまだということがたくさん知ることができました。

自分のカタチの創り方

6月7日の探究の時間は須賀川市で農業を営み、特定非営利活動法人OYAKODOふくしまの代表理事でもある設楽哲也さんに来校頂き、”自分のカタチ”の創り方についての授業をしてくださいました。 オーストラリアへの留学、旅行会社での経験、小学校の教員生活など様々な経験を経て実家の農家を継いだ設楽さん。設楽さんは農家の仕事とNPO法人での取り組みについて教えてくださいました。 農家の仕事は”観る”ことと”育てる”こと。当たり前と思うかもしれませんが、”観る”ということを普段は蔑ろに

幸せのカタチの見つけ方

6月1日の探究はBerry's Garden 代表の景井愛実さんに来校頂き、”福島と桃畑で学んだこと”をテーマに授業をして頂きました。 農業に縁もゆかりもなく、あまり良いイメージも持っていなかった景井さん。しかし結婚を機に農業に触れることで、その魅力を知ります。また農業の課題にも気づくことになります。まずは自分ができることを考え、農業女子代表として行動していた活動をお話してくださいました。 規格外の果物をスムージーにしたり、6次化商品(加工品)の開発と販売を実施したり、マ

おおたま学園コミュニティ・スクール(大玉村立大山小学校)および聖光学院高校探究コース 教育長訪問

 令和5年7月13日(木)、福島県教育委員会 大沼博文教育長が、おおたま学園コミュニティ・スクール(大山小学校)と聖光学院高等学校探究コースを訪問しました。  今回は、地域と協働しながら魅力ある学びを進めている学校の取組を紹介します。 おおたま学園コミュニティ・スクール 最初の視察先は、青々とした芝生が広がる校庭と、子どもたちの元気な挨拶が印象的な大玉村立大山小学校です。 「コミュニティ・スクール(学校運営協議会制度)」と「地域学校協働活動」  「コミュニティ・スクール

選択格差をなくすために

5月31日の探究は一般社団法人ハッシャダイソーシャルの代表である三浦宗一郎さんに来校頂き、授業をして頂きました。 三浦宗一郎さんは高校卒業後に製造業へ就職。しかし自分のいる環境に違和感を覚え、各国の旅を通して様々な経験をし、現在はハッシャダイソーシャルの代表をしながら、今年の9月には慶應義塾大学の学生となる異例の経歴の持ち主。 様々な経験や体験を通して、今の自分だからわかる選択格差という問題。三浦さんは学生達に選択格差を打ち破る後押しを自分の歩んできた道を通して伝えてくれま

自分の未来を見据えて(福島大学見学)

5月18日の探究の時間は上級学校見学。本コースは高校1年生から卒業後の進路を見据え、1年生のうちに福島県内の国公立大学すべて(福島大学・福島県立医科大学・会津大学)を見学します。 入学してちょうど1ヶ月。「高校入学したばかりなのに、もう卒業後の進路?」なんて考えているのはもしかしたら大人だけかもしれません。大人ができることは1つでも多くの景色を見せておくこと。そこでどう感じるのかは生徒自身です。 昨年度は”食農学類”を中心に見学をしましたが、今年は”行政政策学類”を中心に

相手へ伝える演劇授業

5月11日の探究の授業は、劇団120○EN さんをお招きし、表現力や伝え方をを学ぶ授業を行いました。 劇団120○ENさんは福島県福島市で活動する劇団です。「福島に住む人々のルーツを辿る演劇集団」として、福島市に伝わる民話や歴史を下敷きにした福島だからこそ観ることの出来る創作劇を探し、定期的に上演しています。 アイスブレイクも兼ねたレクレーションからスタート。1から30までグループ内でアイコンタクトをしながら、声が被ることなく数えていくゲームやテーマに沿って自分の答えと同

新しいノートの書き方

4月27日(木)の探究の時間は、デザイナー兼イラストレーター、そしてグラフィックレコーダーの菅野愛希さんに来校頂き、”新しいノートの書き方”について授業を実施して頂きました。 普段のノートは誰のために書くものなのなのでしょう。いつのまにか黒板に書かれているものをただ写すだけのノート、提出をするために作られたノートになっていませんか。高校入学の今だからこそ、ノート書き方を再定義する機会にしたいなと考えました。 まずはグラフィックレコーダーというお仕事の理解。グラフィックレコ

飛び込んだ先に見えるもの

将来地域で活躍できる優れた人材を育成し、持続可能な地域社会の創出に寄与することを目的として、2021年から始まった本校と福島信用金庫様とのパートナーシップ協定も今年で3年目を迎えます。 今年最初の取り組みは、入学したばかりの進学探究コース1年生と地域(伊達市)で作る”四季の宅配便開発プロジェクト”です。 「まだ入学したばかりの高校生にできるのか。」それは誰の固定観念でしょう。進学探究コースは沢山の経験や体験ができる環境を生徒に提供する場所。進学探究コースに携わってくれる大

探究活動で聖光学院高校の生徒が制作した短編映画「ワンダテフルライフ(DATE CITY)」

 福島県伊達市にある私立聖光学院高校には、令和4年4月に開設された普通科進学探究コースがあります。このコースでは、 学校設定科目である「探究」の時間を利用し、VUCA時代を生き抜く力を養うため、様々な活動を通して、「正解」のない時代だからこそ自分なりの「成解」を導き、 それぞれが考える幸せな生き方を育む教育活動を行っています。  伊達市をフィールドにして、様々な探究活動に取り組む進学探究コースの生徒たち。  実は、このコースの生徒たちが、伊達市の事業である「伊達なミライ創出プ

進学探究コースってどんなトコ???

2023年4月11日。第62回聖光学院高等学校入学式が無事挙行され、202名の新入生が入学を許可されました。 今週はオリエンテーションがメイン。高校生としての心構えなどを中心に、来週からの高校生活に備えた様々な説明を受けました。 オリエンテーションの最後は各コースの説明の時間となりました。この時間は各コース長がコースの説明をするのですが、今回は1期生の先輩に進学探究コースについて説明してもらいました。 コース説明後は、先輩達との座談会。私と担任は席を外し、生徒達だけの空

生徒達が創り出す新しい可能性

探究の3学期は2年生の「探究Ⅱ」で取り組む、自分で探究テーマを生み出し、生み出した後の最適解・納得解を導き出すまでの一連の流れを経験する期間としました。 1月は探究テーマとなる”問いづくり”の生み出し方を経験し、2月は探究テーマが決まった後の行動を体験しました。 8時間という限られた時間の中で、与えられた「探究テーマ」から企画・運営・発表を自分たちで準備し、実施をする。全体をコンパクトにし、流れを掴んでもらう今回の探究。 探究テーマは”地域をつなげるアクションプラン”と題し

伊達市の課題は高校生で解決できる?

2月16日の探究は本校がある市、"伊達市役所"を訪問させていただきました。本コースの生徒は、伊達市はもちろんのこと、福島市、二本松市、白石市(宮城県)など様々な地域から登校しています。 「学校がある地域ってどういうところ?」から始まり、自分の生まれ育った地域にも関心を持ってもらいたいなという思いで今回の授業となりました。 今回は二部構成となっており、第一部では「探究Ⅰ」のメインテーマである「職業探究」として、公務員の職業ってどんなことをするのかを各課をまわり、説明していただき

なりたい自分と今のあなたにしかできないこと

2月2日の探究の時間は、キッチンカー”Juice Stand MG"の代表目黒耀さんに来校頂き、授業をして頂きました。 耀さんは、自分の人生のターニングポイントを例に挙げ、人生に直面する壁や予想外の出来事に自分はどう向き合ってきたかということを真剣にお話してくださいました。 耀さんは英語の教員を目指し、大学へ進学します。大学での学びで海外に更に興味が湧き、卒業後はワーキングホリデーで英語力を更に深めようと考えていました。しかし、突然の出来事が彼女を襲います。 新型コロナ