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「未来の子どもたちの為に、世界は楽しいから始まる!」

プロフィール

一般社団法人F-WORLD CHANNEL SQUARE 代表の平学さん

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本コースでの授業をして頂きました▽

はじめに

一般社団法人F-WORLD、CHANNEL SQUARE代表の平学さん。大人である今も全力で「遊び」、少年の心を忘れない平さん。そんな平さんが横乗りスポーツの魅力を発信、挑戦していく姿をご覧ください。

横乗りスポーツって?
主にサーフィン、スノーボード、スケートボードのこと。頭文字がSから始まるので「3S」と呼ばれています。

仕事・取り組みのきっかけ

きっかけは横乗りスポーツの出会いにあります。私は山育ちで豊かな自然の恵みに囲まれながら少年時代を過ごしました。幼い頃から体を動かすことが好きでしたが、成長するにつれ、兄が横乗りスポーツをしていることに影響を受け、私も始めました。
そこから横乗りスポーツの楽しさ、ワクワク、魅力にどっぷりとハマり、突き詰めるようになりました。大人になり、いつしかこの好きなことを仕事にしたいと思うようになっていたのがこの取り組みのきっかけです。


仕事・取り組みの内容

私が現在行なっていることは”スカイピアあだたらアクティブパーク”の施設管理・運営、国立公園勧誘客事業、イベント企画・運営を行っています。

(1)スカイピアあだたらアクティブパーク
スケートボード・スラックライン・スポーツクライミングの3つの体験を天気を気にせず楽しめるインドアスポーツ複合施設です。私はこれらのスポーツをきっかけに夢や目標につながってほしいという想いで運営をしております。楽しく、面白く、わくわくするような自分たちも働きながら楽しく環境を作っているのが私たちの取り組みです。

スカイピアあだたらアクティブパーク

①スケートボード
前後に車輪が付いている板に乗り、様々なトリック(技)を行い、難易度や高さ、スピードを評価する採点競技です。
当施設では、ストリートセクション(街なかにあるような階段や手すりなどをイメージしたもの)とハーフパイプのような高さのバーチカルセクションを常設しています。

スケートボード

②スラックライン
幅5cm、長さ3〜20mのライン上で歩いたり、ジャンプしたり様々なポーズをとったり誰でも楽しめるスポーツです。バランス感覚や集中力なども鍛えることができ、様々なスポーツトレーニングにも活用されています。

スラックライン

③スポーツクライミング
手足を使ってそり立つ壁を登るスポーツです。どれだけ早く登れるかを競う「スピード」、課題をいくつ登れるかを競う「ボルダリング」、どこまで高く登れるかを競う「リード」の3種目があります。当施設では、その3種目を常設しております。

スポーツクライミング

(2)国立公園誘客事業
福島市土湯温泉女沼の国立公園でのアクティビティ事業です。土湯温泉観光協会と連携をとってインドアだけでなく、自然に恵まれた四季折々の福島の魅力を発信しています。SUPやカヤック、自然学習体験ができます。

①SUP
サーフボードの上に立ち、一本のパドルで左右を交互に漕ぎ、海や湖の水面を進む。スタンド・アップ・パドルボード(Stand Up Paddleboard)の略称。

②カヤック
カヌーの類で左右についた水掻きがついたパドルを使用して、海や湖を進む

(3)イベント企画・運営
自分にとってイベントは環境を作り上げるものだと思います。一回きりではなく、数年に一回だけでも何回も継続していくことが大事です。話題や楽しさ、感動、遊ぶを多地域に届けるため、そしてそれをみんなで共有したいという想いから行っています。

①バランスアスレチック
子供たちがバランスをとりながら楽しくゲーム感覚で遊ぶアスレチック。
スカイピアあだたらアクティブパークで体験できるスポーツは専門性が高く、始めるには入り口が狭いということからこのイベントを企画・開催しています。

②真夏の雪遊び
真夏にそり滑りや雪板体験ができるイベント。
「真夏に雪遊び!面白いじゃん」と逆のことを思いついたのがきっかけで開催しました。

探究についてどう思うか

自分で1歩踏み出すことのできる授業があることは素晴らしいことだと思います。学校の授業のほとんどは与えられて学ぶものです。それとは反対に"探究"は自ら夢中になって本気になって学びに行く授業です。そんな時間が今のみなさんたちにあるはうらやましいです。
課題に対し押し付けられ、やらされてるのではなく、自ら楽しんでやる側に是非なってみてください。やりたいことがない場合は自分から見つけていく時間という時間の必要です。さらに遊び心を常に忘れずに学んでみてはどうでしょう。きっとその先には自分を夢中にさせてくれるものがきっとあるはずです。

高校で「探究」の授業があったらどういう人に出会いたいか

何かに夢中になって活動している人に出会ってお話したいです。夢中になっている人は年齢や性別関係なく、キラキラしています。そんなキラキラしている人と高校時代お話しして、その活動や言葉の中から自分の好き、夢中になれるものを見つけたいです。そんな高校時代を送れたら、学生のうちから社会や大人になることが楽しくなると思います。みなさんも探究の時間を大切にして活かしていってほしいです。

高校生に戻れたとしてチャレンジしたいこと

私は色々な職業の方と繋がりたいと思っています。今考えると大人になるまであっという間です。そして社会に出てからの人生の方が長いです。
社会人になった今だからこそ、日々の生活にたくさんの職業が溢れているということがわかりました。
バスや電車、徒歩の通学の中で飲食店やアパレル、美容室などそこにはたくさんの職業で溢れています。私はそこで興味を持ったお店に立ち寄ってお店の人やお客さんと話したり、その場の雰囲気を身体で感じたいです。そうすることで社会を様々な角度から見ることだでき、社会人になるのが楽しみになるのではと思ったからです。
みなさんも毎日の通学の当たり前を特別なものと考えると、新しい視点が生まれるかもしれません。当たり前が特別に見えることが社会に出た時のワクワクの種につながるかもしれません。

進路選択で大切なこと

ずばり体験と経験です。学生のうちからいろんな人と出会い、いろんな世界をみることでたくさんのチャンネルを持つことができます。そのたくさんのチャンネルからやりたいこと、好きなことを突き詰めてみてください。中途半端ではなく突き詰めていくことが重要なのです。
例えば、以前のゲームのイメージは「遊び」や「趣味」でしたが、今やeスポーツと呼ばれ、ゲームで活躍できる場になっています。そのようなチャンネルがこの世界にはたくさんあるので好きなこと・やりたいことを大事にしてください。

遊びも常に真剣に取り組んでいる姿

つながりはどんなところか生まれるか

おのずと自分が何かに対して、真剣に取り組んでいればつながるものです。しかしどんなに真剣に取り組んでいても、考えているだけでは相手に伝わりません。自分が取り組んでいることを発信するそのことが伝わることを行動に移すことで、共感につながり、共感はつながりを生みます。私が今このような環境で仕事ができているのもが人とのつながりがあってのこそです。つながりに年齢や性別は関係ありませんそのような仕切りを作らずにつながりを見つけにいってはいかがでしょうか。

高校生に向けてメッセージ

みなさんチャレンジはしていますか?チャレンジをするかしないかの狭間で失敗を恐れ、逃げていないでしょうか?
今はこうして代表として従業員をまとめる立場にありますが、はじめは失敗ばかりでした。
そんな私に突き刺さった言葉があります。「夢は逃げない。逃げるのはいつも自分だ。」実業家高橋歩さんの著書の言葉です。
私は高校には進学していません。学歴という世間の枠組みで言えば中卒なのでしょう。しかし私は中学生の時からやりたいことが見つかり、仲間と夢について語り、チャレンジし続けたことにとても幸せを感じています。
そしてチャレンジし続けた結果、今はこうして「遊ぶ」から始まった好きなことがカタチとなっています。ですからみなさんにも今自分の好きなこと・ものを大事にしてチャレンジし続け、突き詰めていってほしいです。そして他人から見た幸せではなく、自分自身が幸だなと感じる人生を歩んでほしいと思います。

取材後記

「遊び」と「学び」は関係のないものだと思っていた私。しかし取材を通して、どれだけ本気で突き詰めるかがカタチになることを教わった。
私の探究の目的「恩返し」も本気で突き詰めて自分なりのカタチをつくっていきたい。

平さん、ありがとうございました。