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モルックにボッチャ(ユニバーサルスポーツ)

今年は3年に1度の学院祭。進学探究コースはLHRなどを使用し、家族連れやお年寄りでも誰でも楽しむことができる”ユニバーサルスポーツ”を運営することにしました。

プレゼン資料からの抜粋(ユニバーサルスポーツについて)

9月中旬、学院祭実行委員が私を訪ねてきました。
生徒:「先生、どうすればいいですか。」
私:「???。何がでしょう。笑」
生徒:「どうしてもモルックを作りたいんです。」

実行委員の話を聞くと、学院祭に向けて以下の課題が出ていたようです。
①ボッチャに大幅に予算を使ってしまい、モルックを制作する予算が少ない。
②木材をモルックに加工する場所ないことと技術が乏しい。
③計画的に作業が進まず、このままでは学院祭に間に合わない。

生徒の話を聞き、私はこのようにアドバイスしました。
「わかりました。時間については10月の探究の時間をもう一度リスケジュールして、学院祭に使用できる時間を確保しましょう。しかし私ができるのはそれだけです。できるかどうかはわかりませんが、本校と株式会社ダイユーエイトさんはパートナーシップ協定を結んでいます。ダイユーエイトさんにプレゼンテーションをしてみてはどうですか。」

ここから株式会社ダイユーエイトに向けたプレゼン準備が始まりました。パートナーシップ協定を結んでいるとはいえ、初めての試み。まずはプレゼンをしたいとお願いすると快く承諾していただきました。
プレゼン当日まで、どのような内容にすれば良いかを考え、何度も予行練習やスライドの試行錯誤をしながら、当日を迎えました。
当日はダイユーエイト本社にてプレゼン。緊張の中、自分達の思いを話しました。

プレゼン資料抜粋1(自分達が一番詳しくならなければ。モルックの寸法などを調べました。)
プレゼン資料抜粋2(ダイユーエイト様にもメリットがある(PRできる)デザインの提案をしました。)

プレゼンを無事終えると、ダイユーエイト様から、全面的に協力しますという心強いお言葉をいただき、学院祭に向け全員でモルックの制作に取り掛かりました。

ダイユーエイト様のDIYブースをお借りし、モルックの制作活動の様子(10月21日)
無事完成。スキットルにはダイユーエイト様と進学探究コースのコラボデザインを入れました。
ボッチャの予行練習風景。お客さんの導線もしっかりと確認します。
ボッチャ予行練習時の集合写真(10月6日)

そしてついに、学院祭当日(11月3日)です。コロナの影響で、公開文化祭から家族のみ入場可の聖光学院祭となってしまいましたが、沢山のお客様にユニバーサルスポーツを体験していただきました。

当日の様子1(入口)
当日の様子2(ついに学院祭開始)
当日の様子3(点数を数えてお客さんをサポート)

学院祭を通して、問いだし→課題設定→実践→考察ができたとても良い機会となりました。何よりそれを楽しんででき、高校生活のかけがえのない思い出になったことは彼らの大きな財産となることでしょう。