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見霽かす出会いと学び

2022年4月30日 ”タンキュウブ”始動

今年度から進学探究コースがスタートしました。実現したかった”地域と生徒とのつながり”。

進学探究コースの「探究」の時間では収まりきらない探究活動を”タンキュウブ”として活動することとなりました。

今回は国見町の藤田駅前で開催された「めぐるくらし市」の運営のお手伝いをしました。

主催/株式会社家守舎桃ノ音 後援/国見町

先日の雨が嘘のような快晴に恵まれます。空の青と山の緑が見事なコントラストを生みます。そして会場の景色と心地よい風と春の匂い。会場が町全体が身体で感じるアート作品のようでした。

地域資源をコンセプトに様々な方々が出店しました。

そんな素敵な景色とは裏腹に、少し緊張気味の生徒達。初めてのイベントのお手伝いということ、そしてまだ高校生活1ヶ月の高校新人さん。まずは主催者である上神田さんにご挨拶をし、本日のお手伝いの役割表を受け取ります。私は手を差し伸べたいという衝動を抑え、イベントの方々に生徒達を預け、見守りに徹します。

運営の手伝いに際して、特に生徒達と積極的にコミュニケーションをして頂いたのが、”放課後塾ハル”のみなさん。

放課後塾ハルって?
”放課後塾ハル”は福島県国見町の小中学生対象の”公営塾”。”公営塾”とは、自治体開設する塾のことです。「子どもと地域の未来を見晴るかす」をビジョンに掲げ、国・数・英の他に”探究”の授業も行なっているハルは、2021年6月から国見町の公営塾として始動しました。

年齢の近いお兄さん・お姉さん先生とコミュニケーションをするうちに、生徒達の緊張もほぐれ、積極的に運営に携わることができました。
運営の後半には、留学や地域おこし協力隊での活動など、様々な経験をしている先生方に進路相談までしていただいたようです。
そして今回の使用した下の写真は、今年度から放課後塾ハルに赴任した”はづき先生”の写真です。普段私が見れない生徒の表情を切り取った素晴らしい写真です。本当にありがとうございました。

催し物の他に、”Co-leaning space アカリ”で国見町公式短編作品「ふたつの空と」の上映会がありました。11時の午前の部に生徒達は、大きなスクリーンで短編映画を鑑賞させて頂きました。(You tubeでもご覧いただけます。是非ご覧ください。)

Co-leaning space アカリって?
藤田駅前にあるコラーニングスペースです。コラーニングスペースとは1つの場所をシェアしながら、それぞれ自分の仕事をできる場所です。コワーキングスペースは2階にあり、1階はシチリア料理マルティーノとFree-Wi-Fi完備の誰でも自由に使用できるフリースペースがあります。「にぎわいづくりプロジェク」のプレゼン時にも事前準備に生徒と使用させて頂きました。

「めぐるくらし市」イベントお手伝いの様子です。↓

kumando yasai さんで店番のお手伝い(Photo by Hazuki)
誘導案内の様子1(Photo by Hazuki)
誘導案内の様子2(Photo by Hazuki)
ちょっと休憩中(Photo by Hazuki)

1日のお手伝いが終わった彼らの顔は、朝の緊張していた表情とは全く違い、とても自信に満ちた表情でした。この1日でぐっと高校生らしくなったなぁ。
特に生徒と来場した子供達の触れ合いを様々な場面で見た時、その風景を見ながら、自然と感情が溢れてきてしまいました。(本当に最近は涙腺が常に崩壊中です。笑)

今日の”感情”と生徒の小さくも大きな”変化”は、私の心の中にしっかりとおさめられています。生徒の変化をファインダーに刻める。これは教員の特権ですね。

動き出した聖光学院”タンキュウブ”。今後も様々な人と触れ合い、生徒に”変化”を起こしていきたいと思っています。

”タンキュウブ”第1期メンバー


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