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11月17日の探究の時間は、株式会社FoundingBase代表の佐々木喬志様においで頂き、授業をして頂きました。

地方共創を実現するために、実際に地域に入って様々な取り組みをされている企業。”自由をUpdateする”という企業理念、そしていつもお世話になっている国見町公営塾である「放課後塾ハル」が福島の地域拠点となっている企業でもあるので、是非授業をして頂きたいという願いがついに実現しました。

自分の生まれてきた環境から起業するまでを生徒に話してくださった佐々木代表

今回は”当たり前を疑う”ということを題材に、学校について深掘りをしていく授業を行いました。

佐々木代表に「学校は楽しいと思う人」と質問をされた際、なんと全員が手を上げるサプライズ!(私や担任の先生がいない時に聞いていたら違ったかな。笑)とはいえ、今よりもっと楽しい理想の学校を創るにはどうしたら良いかということをみんなで考える時間となりました。

佐々木代表は学校を”校則”,”学び方”,”環境”,”教科”の4つに分け、世界各国の当たり前を例に、日本の学校との違いを話してくださいました。

香港の”先生に敬語を使わないと反省文”,イタリアの”おやつタイム”,イギリスの”マインドフルネス”,シンガポールの”アスレチック”など生徒達は世界各国の様々な学校の当たり前と日本との違いに驚いていました。

佐々木代表は、教育とは全ての可能性を拓くものである。可能性を拓く鍵は人それぞれ。だから世界各国の教育も多岐にわたると話してくださいました。

休憩後は学校の”教科”に焦点をあて、”理想の教科”を考えるグループワークを実施しました。

本校が扱う教科を10科目に分類。
組み合わせて1つの教科を生み出す生徒もいました。

教科数は変えない。全てを変える必要はない。という2つのルールをもとに、理想の教科をみんなで考え、議論し、1人ずつ発表をしました。

発表に向けて

英語と国語を組み合わせて言語という教科を作ったり、中学校にあった道徳を教科に入れたり、なぜか体育の他にボクシングが教科に入っていたり、それぞれが考えた多様な教科を堂々と発表しました。
また意外だったのが、数学などの教科はほとんどの生徒が必要だと感じていたこと。
探究の時間で正解を自分で考え、生み出すことばかり考えている生徒にとって、しっかりとした手順でただ一つの答えに辿り着くことができる数学はむしろ必要な教科と感じたのかも知れませんね・・・。(勝手な解釈です。)

発表の様子

来年の地域の関わり方、当たり前を疑うということの基礎を教えていただいた佐々木様、有意義な時間を本当にありがとうございました。