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よりよく生きるための(自分の)判断軸

9月15日(木)の探究の時間。今回は小林味愛さんにリモートで授業をしていただきました。

味愛さんは”株式会社陽と人”の代表取締役で、福島県国見町と東京の2拠点居住をしている方です。

私が生徒達にこの時間を設けた理由。それは味愛さんの歩んできた道にとても興味があったからです。

慶應大学卒業、衆議院調査局入局、経済産業省出向、株式会社日本総合研究所に入社と、誰もが凄い(本当に1人の人生なのか?)と思ってしまうくらいの人生を歩んでいる味愛さん。

そんな東京生まれの彼女がなぜ、福島県国見町に会社を起業したいと思ったのか。味愛さんの人生を通して、もしかしたらそこに生徒達が本当に幸せな人生を送るためのカケラを見つけられるのではないかと考えたことがきっかけでした。

味愛さんは社会人1年目から現在にいたるまで、自分の心にどのような変化があったのかを生徒達に丁寧に伝えてくれました。

味愛さんのお話で特に印象に残っていることは、社会人として志していたことが、仕事をしていくうちに無意識に変わってしまったこと。「より多くの人の役に立ちたい」から「他者から認められること」を考えるようになってしまったということでした。

味愛さんは自分が生きていくうえで必要な判断軸はどこにあるんだろうとその都度立ち止まり、向き合い続けました。

社会人生活を通して、自分がしたいことは自分だけではできない(同じ志を持ったチームを作る必要がある)こと、机の上で考えたことは本当に現場の役に立っていないのでは(自己満足になっているのでは)ということ、自分が地に足をつけて、1人1人とちゃんと向き合った仕事をしたいということ、その自分の心の変化を経て、行き着いた先が現在のフェムテック起業家だとお話いただきました。

味愛さんは最後に、”人生の「長さ」は決められないが、人生の「濃さ」は自分で決められる。”という言葉を生徒にプレゼントしてくれました。

進学探究コースは「1人1人が将来、自分が考える幸せな人生を送るための学び」の実現を目標に”探究”を取り入れています。

味愛さんのお話で私自身、もう一度この目標に立ち帰る機会を頂きました。そして生徒達にもまた1つ、新しいカケラをもらえた貴重な機会となりました。

小林味愛さん、素敵な時間を本当にありがとうございました。

授業の最後に、味愛さんに1人ずつ様々な質問を投げかけさせて頂きました。

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