本コースが目指す新たな方向性、コンピテンシー重視の教育とは?
本日の探究では、自分が持っている”気質”をAi GROWによって診断する学習を実施しました。”気質”とは本人もなかなか認識できない、生まれ持った潜在的な性格になります。まずは自分自身を知ること。そうすることで自分を俯瞰して見ることができます。
ここだけ聞いてしまうと、自分の性格は生まれながらに決まっていて、変えることができないものと思ってしまうかもしれません。しかし生まれ持った”気質”に日々の生活の体験や経験が、自分の経験知・体験知となり、成長していきます。空が”コンピテンシー”です。
”コンピテンシー”とは、思考力や判断力、創造力や表現力など、ある役割において優秀な成果を発揮するための「行動特性」のことを指します。
従来の学力に加えて思考・判断・表現力や主体性など、”コンピテンシー(行動特性)”の重要性はますます高まっています。学習指導要領の改訂とそれに伴う一連の大学入試改革がそのことを顕著に表しています。
”コンピテンシー”を言い換えれば、生徒が持つ強みや魅力であり、本来は大人が子供と向き合う中で発見し、個々に合わせてその強みを高めていきます。今までそれを担うのは教員や親でしたが、「探究」では地域の方々の力もお借りし、この”コンピテンシー”を高める教科となっています。
”コンピテンシー”の問題点は、数値化できないことでした。元々ある生徒の強みや高校生活によって培われた力をどのように評価すれば良いのか。その見えづらかった部分を、現代のAi技術によって数値化することが可能となったのが"Ai GROW"です。この結果によって今までよりも達観し、生徒1人1人の特性を見れるようになりました。
今回は入学したばかりなので、生徒たちの”気質”を測定するを行いました。
高校生活を通して、そして本コースの「探究」通してどのように”コンピテンシー”が変化し、成長していくのでしょう。様々な経験や体験のフィールドを用意し、生徒達の成長を見守っていきたいと思います。