今だからこそ大切なこと(SDGs)
2022年6月2日(木)5・6校時。授業変更のため、本日は4時間が探究の授業。1・2時間目は「探究Ⅰ」は”探究活動”。5〜6時間目は”探究学習”となりました。
本日の「探究Ⅰ」は福島県男女共生センターより、津田理恵様を講師としてお招きし、”ジェンダーと多様な性”について学びました。
5時間目は”ジェンダー”について
”日本の今”を分かりやすく説明している動画↓
さまざまなデータを見せていただき、日本の男女間格差がまだまだ存在しているということを改めて知る機会となりました。また日々過ごしている中で、私達自身も無意識のうちに男女の当たり前が染み付いているということを知りました。
例
①トラックの運転手は男性???
②子どもはなぜ女性が育てるの???
③男らしい、女らしいって???
この授業を通して、改めて様々な無意識を意識化して日々過ごさなければならないということや”平等”ではなく”公正”な社会の実現が不可欠であるということを改めて学ぶ機会となりました。
6時間目は「自分らしさ」「その人らしさ」について
”多様な性”ってなんだろう??↓
性的少数者をセクシャルマイノリティとしてきましたが、今では SOGIE(ソギー・ソジー)という言葉が使われ、性表現の多数派・少数派関係なく、誰もが自分自身の問題と捉え、性の多様性を認め合う考え方になっているそうです。
また性にも①身体的性,②好きになる性(性的指向),③心の性(性自認)④見た目の性(性表現)があり、身体的には同性同士でも、心の性が一方で男性で一方が女性ならそれは異性愛ということになることを知り、今まで知っていたふりをしていて、間違った解釈をしてしまっていたと反省する場面が多くありました。
日本国内の性的マイノリティの割合は8.9%(約11人に1人)。しかしながら、同性婚はまだ認められず、知識の乏しさやそれ故にの1人で悩んでしまう現状があります。社会全体が知識を深め、「自分らしさ」を大切に誰もが生きやすい世の中にならなければならないと強く感じた授業となりました。
生徒達はこの授業を通して、何を感じとったのでしょうか。自分がカミングアウトを受けた時、「正直驚いた。話してくれてありがとう。私に何かできることはある?」と相談者に寄り添えるような生徒に育ってほしいと思っています。
福島県男女共生センターのホームページ↓