新しいノートの書き方
9月30日(金)の探究の時間は、”絵かきの庭”の菅野愛希さんにおいで頂き、グラフィックレコーディングについて授業を行いました。
イラストレーターであり、デザイナーの愛希さん。グラフィックレコダーのお仕事は、graphic(絵や図を使いながら)、record(話を記録)、ing(リアルタイムで)というものです。
なぜ絵で表現することが重要かということを、愛希さんの高校時代のお話や海外旅行の経験を通して、生徒たちに教えて頂きました。
グラレコはアートではなく、デザイン。だから絵が上手・下手ではなく、書き方の基礎と書くための話の聴き方をマスターすれば、誰でもできるモノであるということを説明して頂きました。
グラレコの絵は、点と線、○△□のみで伝える絵です。例えば身近なモノやコトをグラレコで表現して頂きました。
人の表現も○△□のみ。
この2つはユニバーサルデザインにも非常に共通する部分があります。
ユニバーサルデザインって???
全ての人のためのデザイン。年齢や障害の有無、体格、性別、国籍の壁を越えて、多くの人が理解できるデザイン。東京オリンピックでも使われたピクトグラムが代表的
また話の聴き方のコツは、その人の話の目的を握ることがとても大事だと教えて頂きました。話の幹(思いや事実)を決め、それを大事に枝葉を描いていくようなイメージだそうです。
最後に愛希さんのエピソードをグラレコで表現するミニワークを行いました。生徒たちはやる気十分。あっという間に2時間が過ぎてしまいました。グラレコという世界を私も最近知り、こんなにも早く探究の授業で実現するとは。本当に素敵な縁に感謝です。
彼らにとっての表現方法やノートの取り方に変化は生まれるのでしょうか。少なくとも相手への伝え方への新しい学びとなったことでしょう。愛希さん、本当にありがとうございました。