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”自由な社会”のための学び

6月15日の探究の時間は福島県生活環境総室男女共生課から夏目利江子様を講師としてお招きし、”男女共同参画社会”と”ジェンダーと多様な性”について学びました。

日本の今を知るYou Tube動画はコチラ↓

様々なデータを見せていただき、日本の男女間格差がまだまだ存在しているということを改めて知る機会となりました。また日々過ごしている中で、私達自身も無意識のうちに男女の当たり前が染み付いているということを知りました。


①トラックの運転手は男性???
②子どもはなぜ女性が育てるの???
③男らしい、女らしいって???

この文章を見て、悩んでいるのは女性であると決めつけていませんか??

この授業を通して、改めて様々な無意識を意識化して日々過ごさなければならないということや”平等”ではなく”公正”な社会の実現が不可欠であるということを改めて学ぶ機会となりました。

多様な性ってなんだろう?をわかりやすく解説しているYou Tubeはコチラ↓

次に”ジェンダーと多様な性”について授業をして頂きました。性的少数者をセクシャルマイノリティとしてきましたが、今では SOGIE(ソギー・ソジー)という言葉が使われ、性表現の多数派・少数派関係なく、誰もが自分自身の問題と捉え、性の多様性を認め合う考え方になっているそうです。

また性にも①身体的性,②好きになる性(性的指向),③心の性(性自認)④見た目の性(性表現)があり、身体的には同性同士でも、心の性が一方で男性で一方が女性ならそれは異性愛ということになることを知り、今まで知っていたふりをしていて、間違った解釈をしてしまっていたと反省する場面が多くありました。

白か黒かではなく、1人1人がグラデーション

日本国内の性的マイノリティの割合は8.9%(約11人に1人)。しかしながら、同性婚はまだ認められず、知識の乏しさやそれ故にの1人で悩んでしまう現状があります。社会全体が知識を深め、「自分らしさ」を大切に誰もが生きやすい世の中にならなければならないと強く感じた授業となりました。

性的マイノリティがある人は身近にあり、40人のクラスで3〜4人の割合があることを知ることが大切
世界地図を見て改めて世界の広さと共に多様性について認識した生徒達。

生徒達はこの授業を通して、何を感じとったのでしょうか。自分が友達にカミングアウトを受けた際、まずは自分に打ち明けてくれたことに感謝する。そして相談者に寄り添えるような生徒に育ってほしいと思っています。