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"タンキュウブ"の先輩に聞いてみた。(Vol.1)

企画概要

普通科進学探究コース独自の活動である”タンキュウブ”。”タンキュウブ”で活動した先輩方は、活動後にどんな”スキ”を見つけ、自分なりの”成解”へ辿り着いたのか。先輩方の今を取材し、新しい”何か”を見つける企画です。

今回の先輩はコチラ▽

タンキュウブ0期生
公立大学法人 会津短期大学部 産業情報学科
佐藤遥さん

取材者:牧野空真

そうま:「それでは先輩、改めて自己紹介をお願いします。」

はるか:「はい。ちょっと緊張しますが。笑 改めまして佐藤遥です。今年
     聖光学院高校を卒業し、現在は会津大学短期大学部の産業情報学科
     デザイン情報コースに在籍をしております。」

そうま:「すみません。勉強不足なのですが、そのコースではどんなことを学んで
     いるのですか?」

はるか:「はい。主にグラフィックを専攻しています。具体的にはでパソコンでの
     広告とかポスターの作り方を学んでいます。また視覚情報伝達デザイン
     の勉強をしています。」

視覚情報デザインって?
視覚的に情報をわかりやすく伝えるデザインのこと。様々な情報を視覚によってより多く伝え、社会の多様な要求に応えることのできるデザインのこと。

そうま:「すごく気になる分野です。実はもともと映像やカメラに興味があり、そ
     れを行動に移すことができたのが探究活動なのです。ちなみに在学中
     での先輩の探究活動について教えて頂いてもよろしいですか。」

はるか:「はい。聖光に大学進学目的で入学して、放課後学習を日々行っていた
     んですが、現在コース長の三瓶先生に探究活動のお話をいただいて、
     勉強の合間に息抜きとして活動を始めたのがきっかけです。」

そうま:「三瓶先生の一声から始まったんですね。ちなみに最初の活動って覚えて
     いますか。」

はるか:「国見町の”あつかし歴史館”で国見の歴史について学びました。私の担
     任の先生が社会の先生で。担任の先生も巻き込んで参加しました。
     日頃学校と家の往復だったので、遠足みたいでとても楽しいかったで
     す。」

”あつかし歴史館”での探究活動

そうま:「私も同じです。色んなところに行って、高校生活で視野がとても広がり
     ました。」

はるか:「三瓶先生、唐突だから。笑 でもそれがクセになってしまって、次は
     どこに連れてってくれるんだろうってみんなでワクワクしていまし
     た。」

そうま:「やはり。笑 活動を通して学んだことや自分の中の変化はありました
     か?」

はるか:「やりたいことが具体的になりました。高校入学時はなんとなく大学に進
     学したいという漠然としたものしかありませんでした。探究活動をして
     いく中で、県内や県外の様々な方な職業の方との出会うことができまし
     た。その中で芽生えたのが、地域に貢献したいという気持ちでした。」

地域の商品を校内で販売

そうま:「地域に貢献したい。素敵ですね。探究をしていく中で自分の”やり
     たい”に出会えたんですね。」

はるか:「はい。後は自分が地域にどう関わることができるかでした。私は小さい
     頃から絵を描くの好きでした。その好きなことで地域に貢献できたらいい
     なと考え、現在の進路に決めました。」

そうま:「探究を通して自分のやりたいことが決まったなんて素敵すぎます。ちな
     みに大人の方と一緒に何か活動はされたんですか?」

はるか:「はい。1番印象に残っている活動がダイユーエイトマックスさんと一緒
     ににぎわいづくりのためのイベントを企画したことです。

ダイユーエイト本社にて探究報告会

そうま:「大人の方と関わることで視野が広がりますよね。ちなみに家族や先生以
     外の大人と話すときに抵抗はなかったですか?」

はるか:「あまり抵抗はなかっけれど、緊張した記憶はあります。でも最終的に
     は楽しいが勝りました。自分の世界観が広がったとても良い経験で
     す。」

そうま:「改めて高校の探究についてどう思いますか?」

はるか:「まずはやってみることってすごい大事だなということを学びました。探
     究活動をやる前の私は先生に言われたことだけをやっいたけれど、やっ
     ていくうちに自分でもやりたいことが増えていきました。それをやりた
     いに留めず、やりきれられる環境が聖光にはありました。」

ダイユーエイトマックスにてにぎわいづくりの実践

そうま:「そうですよね。私も1年生のときはただカメラや写真が好きというだけ
     でしたが、先生や同級生、そして大人の力をかりて映画を制作までやり
     きました。2年生では自分1人でどれだけできるのかを探究していま
     す。」

はるか:「すごいですね。私はグループでの探究活動で終わってしまったので、羨
     ましいです。是非そうま君の活動も今度ゆっくり聞かせてください。」

そうま:「先輩の話を聞いて、普段当たり前に活動できていることが改めて大切で
     特別な時間なんだと気づくことができました。」

はるか:「高校生活1度きりだし、高校生というだけで武器になるから、この時間
     を大切にね。」

そうま:「はい。ちなみに2年生も後半戦に差し掛かってきまして、進路につい 
     て考えることも多くなったのですが、進路選択で大切なことは何です
     か?」

はるか:「そうですね。最初は全然やりたいことがなかったので・・・。でもやり
     続けるってとても大事なことで。今やっていることに全力で取り組め
     ば、きっとそうま君の答えが見つかると思います。私はそれが探究活動
     でした。どうしても人は周りや友達と比べがちですけど、自分の人生は
     自分しか歩めない。自分の感度を大切にすることが大事ですね。」

そうま:「ありがとうございます。元気が出ました。私も勉強と探究活動を今は
     全力で取り組もうと思います。」

はるか:「一番大事なことは、自分で決めること。それが就職でも進学でも自分が
     決めたことに逃げることなく貫き通すことがとても大事だと思っていま
     す。」

そうま:「ありがとうございます。ところで先輩。これからチャレンジしたいこと
     ってありますか?」

はるか:「あります。私は将来、グラフィックデザイナーになりたいと思ってい
     ます。広告作ったり、パンフレット作ったり、地元のお店を紹介でき
     るような会社で働きたいって思っています。あとは海外にも行ってみた
     いし、将来的には独立して自分で会社を持ちたいなって思ってます。」

奥会津フェスのメインビジュアルに採用されたデザイン

そうま:「すごいですね。やりたいことがたくさん。」

はるか:「これもなんでも自分で決めて挑戦できる聖光学院の環境があったからか
     もです。」

相馬市を知る探究活動。(カニ釣り体験の様子)

そうま:「地元をデザインで紹介したいという想いはどこから来ているんです
     か?」

はるか:「自分の好きなデザインで地元を盛り上げられるってすごい素敵なこと
     だと思うからです。広告や雑誌など様々なところで私のデザインが採用
     され、地域貢献できる仕事をにしたいです。」

佐藤遥さん所属のゼミ生でデザインしたラッピングトラック

そうま:「素敵なお話、ありがとうございます。最後に在校生に向けてメッセージ
     をお願いします。」

はるか:「今悩んでること、進路で迷うこと、それは未来では頑張って良かったな
     という自分の経験・体験となります。最後に自分だけには嘘をつかない
     こと。自分で決めたことをまっすぐに突き進んでいってほしいです。

はるか:「在校生にとってとても勇気づけられるメッセージありがとうございまし
     た。これで取材は以上となります。ありがとうございました。」

取材後記

今回初の”タンキュウブ”の先輩への取材。これまで探究を通し、たくさんのコトやモノ、ヒトに出会ってきた先輩の言葉。自分の未来を映し出した鏡との対面。先輩のように自分が決めた未来に進むべく自分が好きなこと・やりたいことにとことん挑戦し続けると改めて誓った日となった。

おまけ(大学ってどんなトコ??)

そうま:「大学の勉強って大変ですか?」

はるか:「大変だけど高校と違って自分の好きなことを学ぶから楽しいよ。高校時
     代は勉強をやらされていたけど、大学で学ぶことの楽しさを知りまし
     た。やっぱり自分の好きを勉強しているからかな。」

そうま:「大学のテストとかはどうですか?」

はるか:「テストは教科によるんだけどレポートや持ち込み可のテストもありま
     す。事前に問題を配られて暗記するみたいなテストあるよ。とにかく、
     あまり心配しなくても大丈夫ってことです。」

そうま:「今までの学校のテストとは少し違いますね。安心しました。」

貴重な時間をありがとうございました。



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