地元農家のお手伝い
6月27日(月)の探究の時間は、地元農家さんの果樹園のお手伝いに伺いました。
お伺いしたのは、伊達市霊山町にある”宮内農園”さん。桃をはじめ、ぶどう、りんご、あんぽ柿の果樹を栽培をしています。
天候は雨。しかし今は様々な果物が育つ大切な時期。今回はぶどうの袋掛けのお手伝いをしました。
ぶどう園に着くと、テキパキと作業をしているおばあちゃが・・・。76歳とは思えない動き。テキパキと作業をされていている姿に、生徒達は圧倒されていました。
袋掛けの仕方を一通り教わり、全員で袋をかけていきます。特に雨水が入って病気にならないよう、細心の注意をはらいます。
「早くなくていいから丁寧に。」
そうです。このぶどうは丹精込めて育てた大事な果物。この袋掛け次第では、商品にならない可能性も・・・。1つ1つ丁寧に、そして確実にぶどうに袋をかけていきます。
なぜぶどうに袋掛けをするの???
1.害虫による食害などから守るため
2.雨水などによって感染する病気から守るため
3.防除による果粉(※)の溶脱を防ぐため
※ブルームといいます。ぶどうなどの果実は、完熟するすこし前から表面に
白い粉が発生します。ブルームは水分蒸発などを防ぎ、果実を保護してく
れたり、病気を防いでくれる役割があります。新鮮さの証です。
4.日焼け防止のため
5.着色を促すため(※)
※シャインマスカットは青系の袋をかけてシミなどを防ぎます。
本校生は2時間のお手伝いでしたが、宮内農園の皆さんの作業はまだまだ続きます。
宮内農園のおばあちゃんは、「高校生と作業ができてとても嬉しかった」とおっしゃってくださいましたが、私達の方こそ沢山のことを学ばせていただきました。
さらにお手伝い終了後に、サプライズが!!
聖光ファームで育てたビーツをJSMGさんが、ジュースにしてプレゼントしてくださりました。生徒達は大喜びです。
帰校後にみんなで乾杯。作業した後のジュースは格別でした。JSMGさん、ありがとうございました。
作物の貴重さや育てる大変さが少しでも生徒達の身体に宿ったでしょうか。学生時代に、たくさんの経験値と体験値を。それを伴奏する探究の時間はまだまだ続きます。