自分を知ることの大切さ
2022年4月21日(木)5・6時間目
教科「探究Ⅰ」の最初の時間は「自分を知る」という時間でした。高校受験時の面接練習でもよく出題される
「あなたの長所と短所はなんですか?」
という質問。この問いに対し、よく長所と短所の答えがバラバラな生徒がいます。しかし長所は短所にもなり、短所は長所にもなり得ることを自分で理解しておく必要があります。
例えば「負けず嫌い」という長所は、言い換えれば「プライドが高い」という短所にもなります。また、「飽き性」という短所は、「好奇心旺盛」という長所にもなります。
本日は潜在的な性格(気質)を知る学習。気質は本人もなかなか認識できない、生まれ持った潜在的な性格になります。まずは自分の「気質」を知ること。そうすることで自分を俯瞰して見ることができます。
ここだけ聞いてしまうと、自分の性格は生まれながらに決まっていて、変えることができないものと思ってしまうかもしれません。しかし、気質に肉付けされ経験値によって成長できるものが、コンピテンシー(行動特性)です。
コンピテンシーとは、思考力や判断力、創造力や表現力など、ある役割において優秀な成果を発揮するための行動特性のことを指します。
例えば、
何らかの課題に直面しても、「自分ならできる」と自信を持って物事を進めることができる・・・「自己効力」
他者の意見をそのまま鵜呑みにすることなく、必要に応じて建設的な反論ができる・・・「疑う力」
などです。
この力は見えづらく、数値化することがとても難しいという側面がありました。しかしその見えづらかった部分を、Aiによって数値化することが可能となりました。
ではコンピテンシーはどのようにして伸ばすことができるのでしょう。それは学校生活や友人・知人などとの交流、そしてさまざまな活動による経験値により、伸ばすことができる力です。
この力を伸ばすことこそが探究学習であり、探究活動です。コンピテンシーが今後聖光学院の高校生活、そして探究を通してどのように変化し、成長していくのか今からとても楽しみです。
スマートフォンで遊んでいるわけではありません。診断を真剣に取り組んでいる様子です。↓